痴漢冤罪に対する世論の高まりと共に
痴漢冤罪に対する世論の高まりと共に、痴漢被害を主張する者の衣服の指紋の採取、容疑者の指に付着した衣服の繊維や被害者の体液や皮膚の組織などのDNA鑑定等の、客観的証拠が求められるようになり、これらの物的証拠は、起訴段階もしくは審理において重要視されるようになりつつある。また、判例においても痴漢冤罪が認められるケースが増えつつある。
しかし、一方で依然として被害者とされる相手の供述のみで、起訴、有罪(場合によっては実刑)とされる判例も多い。また、鉄道警察隊員による世論に逆行した取り締まりも続いている。2008年1月17日には電車内で、専門学校生の女性の胸を服の上から右ひじで触ったということで、滋賀県警鉄道警察隊員は現行犯で男性を逮捕、男性は一貫して無罪を主張したが、大津地裁は有罪判決をくだしている。一方で、右ひじで胸に触ったという17歳の女子高生の痴漢被害について、2008年9月1日大阪地裁は、車内が相当混雑しており、「男性は後ろの客に触れている程度の認識しか持てず、胸に当たっているという認識まで持つことができない」と判断し無罪となっている。
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痴漢冤罪に対する有識者の見解
ジャーナリストの有田芳生は、金銭目的の「痴漢被害捏造犯」の存在に言及しており、また痴漢冤罪に巻き込まれたくないという理由で、家に帰るときは電車を使わずなるべくタクシーで帰宅している、と本人のブログで発言している。
作家の阿川弘之は、自らが痴漢冤罪の被害に遭いかけたという経験から「男性専用車両」の導入を提唱している。同様に、利用客の男性などからの「男性専用車両」を切望する声も少なくない。同様に性平等主義者の女性、及び女性専用車両に乗らなかったせいで周囲の男性から軽い暴力を受けた女性からの「男性専用車両」を切望する声も少なくない。